猫のあごが黒い時は猫ニキビの可能性大!放置しないで対処しよう

「ニキビ」は多くの人が一度は悩む定番の肌トラブルですが、実はこのニキビ「猫」にもできる事があるのをご存知ですか?
猫も人間と同じように過度にストレスを感じたり衛生環境の悪い状態が続くとニキビを作ってしまう事があるのです。
猫の場合ニキビができるのは主にあごの下です。
あごの下が黒い状態になっている時は要注意ですよ。

ここでは猫のあごが黒い時に考えられる猫ニキビについて対処法も交えながらお伝えします。

猫ニキビは命に直接関わる病気ではありませんが放置していると悪化してしまう事があります。早めに適切な対処をしてあげましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

猫が骨折したかも…?骨折時の症状や原因・気になる治療費を解説

なんだか猫の歩き方に違和感を感じる…。そのように感じた時はもしかすると「骨折」しているかもしれま...

猫が誤飲したかも…!その時にみられる症状や対処法について

猫が誤飲したかもしれない時はとても焦ってしまいますよね。しかし誤飲する瞬間を見ていないと同時に「...

大切な猫を「ノミ」から守るには?正しい予防について詳しく解説

ノミはとても繁殖力の高い寄生虫です。もしも猫に1匹でも寄生する事があればノミは瞬く間に繁殖し様々...

猫の下痢の原因・元気がある場合の病院受診のタイミングを解説

猫が下痢をしていると心配になりますよね。しかし元気に走り回っている姿をみると「深く心配し過ぎなの...

スポンサーリンク

あごが黒い時は「猫ニキビ」を疑おう

猫も人間と同じで肌が荒れることがあります。
これを「猫ニキビ」と言い、猫ニキビはあごの下が黒い状態になることを指します。

猫のあご下で分泌された皮脂が毛穴に詰まることで猫ニキビを発症する

さらに猫にとってあごは直接グルーミングが行えない箇所です。
猫は綺麗好きなため汚れていると感じたらすぐにグルーミングで汚れを取り除き清潔な状態を維持するのですが、あごのグルーミングは前足に唾液をつけて間接的に行うことになるため汚れを完全に取り除くことができず、その結果猫ニキビができてしまう事もあるのです。

また猫ニキビができるとあごの舌が黒い状態になるのはもちろんのこと以下のような症状もみられるようになります。

  • あご下被毛の脱毛
  • あご下皮膚の炎症
  • あご下の痒み(頻繁に掻く)

ただしこれらの症状は比較的重くなってから表れるようで、あごの下が黒い状態になっている初期段階では猫自身に自覚症状はないと言われています。

あごの下が黒いだけだと辛そうな素振りはあまり見せないため飼い主さんが気付いてあげて早めに対処してあげる事が大切となります。

猫ニキビによってあごが黒い状態になる原因について

あごの下が黒い状態になる猫ニキビ。その原因は一体何なのでしょうか。

食事用容器に付着していた雑菌が付着したため

食事用容器を洗っていないと雑菌が繁殖します。

猫のあごはご飯を食べる時に容器と接触しますので、繁殖した雑菌があごの下に付着する事で更に繁殖し、ニキビができたのかもしれません。
また中には容器の種類によって雑菌が繁殖しやすい場合もあり、しっかり洗っているつもりでも猫ニキビができてしまう事もあるようです。

アレルギー反応を起こしたため

猫によっては食事用容器に使われている素材によってアレルギー反応を起こす場合もあります。プラスチックから陶器に変えると良くなるかもしれません。

ストレスを感じたため

猫はストレスを感じやすいです。

そしてストレスを感じると免疫力が落ちるため体調に異変が表れるようになります。
あごの下が黒い状態になる猫ニキビはストレスによる免疫力の低下で雑菌を倒す力が無くなってしまったためできた可能性もあるでしょう。

執拗に撫でたり逆に構う時間を取らなさ過ぎたり、トイレや食事環境が悪かったりなど思い当たる事がある場合は要注意です。

ニキビダニに寄生されたため

ニキビダニその名の通りニキビの原因となるダニの事です。
顔の被毛の根元部分にニキビダニが寄生した事で炎症が起きてしまい猫ニキビを発症した可能性があります。

外猫との接触などがある場合はこの可能性が高いです。

猫のあごが黒い時に出来る対処法や注意点

猫のあごが黒い状態になってしまう原因が分かったら、次は猫ニキビの対処をしてあげましょう。

  1. まずは「コットン」と「40~50度程度のお湯」を用意します。
  2. 用意できたらコットンにお湯を浸しあごの黒い箇所にあててふやかします。
  3. 少し時間をおいたらそのままあごの上から下へ撫でるように優しく拭きとってあげましょう。
基本的に黒いブツブツがあるだけの初期段階であれば以上の対処で問題ありませんが、シャワーに入れてシャンプーを使いながら優しく洗ってあげるのも一つの選択肢です。
ただ猫は水に強いストレスを感じる子が多いので嫌がる場合はコットンを使った拭き取りで対処してあげましょう。

猫ニキビの対処をする時は2つの注意点

「人間用の薬は絶対に使用しない事」と「強い力で拭き取らない事」です。

人間の薬は猫にとって刺激が強すぎるため余計な炎症等を招く危険があります。

同様に拭き取りも強い力で行ってしまうと皮膚を傷つけてしまう可能性がありますので十分に注意するようにしましょう。

放置は厳禁!あごが黒い状態が続く時は動物病院に行こう

一方で猫のあごの下の黒い状態を対処しても治まらない場合は動物病院に連れて行く事が大切です。
初期段階は黒い状態になるだけで済みますが、次の段階に進むと痒さから猫自身があご周りを頻繁に掻いてしまうようになります。

掻きすぎれば肌が傷つきそこから雑菌が入り込む事で膿んでしまったり炎症が広範囲に広がる事があるのです。
そうなれば一番辛い思いをするのは他の誰でもない猫自身です。
猛烈な痒みや痛みと戦わなければいけない事になりますから何日か様子をみて状況が変わらないのであれば早めに対処してあげましょう。

【予防】猫のあごを綺麗な状態で保つためにするべきこと

猫ニキビは「あごの下を清潔に保つこと」「ストレスを与えないこと」「衛生環境を整えること」の3つが重要になります。

自分でグルーミングを行えないからこそ飼い主さんは猫のあごをよくチェックするように心がけ汚れている時は拭きとってあげましょう。

猫がリラックスして過ごせるように環境を整えてあげてください

またどんなに気を配っても生活環境の衛生状態が悪ければ何の意味もありませんので部屋を清潔に保つことも大切です。
特に猫のあごがよく触れる食事用容器などの管理には十分に注意し、その都度洗うなどしてきれいな状態を保つようにしましょう。

猫ニキビを再発しないようにするためには飼い主さんの配慮が必要不可欠です。
日頃から気にかけてあげてくださいね。