猫は犬よりも飼うのがラク。
こんな言葉を耳にした事があるかもしれませんが、猫も同じ生き物である以上「ラク」というわけではありません。
猫には猫なりの様々な習性があり飼う上ではそれなりに大変なこともあります。
では猫を飼う時に大変に感じるのは具体的にどのような事なのでしょうか。
ここでは猫を飼いたいけど大変そう…と2つの気持ちの狭間で揺れている方に向けて大変に感じる理由をご紹介します。
また大変に感じる反面で得られる良いことについても併せてご紹介しますので是非最後まで目を通してみてくださいね。
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自分の事を後回しにできる?猫を飼うと生活の中心は「猫」になります
猫は元々群れを作らないで単独で生活する動物
生後数ヶ月の頃に親と別れて飼い主さんの元にやってくる猫にとって飼い主さんは親代わりでもあります。
親と接する時間がなければ人間と同じように猫も寂しい思いをする事になりますから、毎日1時間ほどは猫との時間を作ってあげなければいけません。
猫を飼うと生活の中心は「猫」になります
- 猫は命ある生き物ですからご飯を毎日欠かさずに与えなければいけなく、それに伴って長期間の外泊を伴う旅行などは難しくなってしまいます。
- 猫は夜中から朝方にかけて活動が活発になる動物ですので、飼い主さんが寝ている間にバタバタと走り回ったり踏みつけられたりする事も少なくなく、睡眠不足になる事も多いです。
猫を飼う時は「お金」が掛かる。これは大変に感じる要因のひとつです
猫を飼う上ではお金が必要になります。
- 最初に生体を購入する時に数万円~数十万円、猫を迎え入れるにあたっての初期費用で更に数万円、その後実際に飼う中ではご飯代やトイレ用品等の消耗品代、1年に1度は感染症予防のためにワクチンも受けさせなければいけません。
- 発情期の問題やそれに伴う病気を予防するためには避妊去勢手術が必要になりますし、万が一体調を崩す事があれば病院に連れ行く必要があるため治療費もかかってきます。さらに家を空ける時は猫が快適に暮らせるように室温の管理もしなければいけません。
- 冬になれば暖房費がかさみ夏になればエアコン代で電気代が高くなるでしょう。
猫を飼うのが大変な理由にはこうした「お金」の要因もあるのです。
意外と大変。猫を飼うならば「心に余裕」を持たないといけない
散らばっているゴミ、倒されているインテリア、レールから外されているカーテン等々、家を空けた後にこのような状態になっている事は珍しくありません。
イタズラは猫を飼うのが大変と思う大きな要因のひとつとなっている
仕事から帰った来て疲れている体で散乱している部屋を元に戻すのは思いのほか大変に感じるものです。
- イタズラの中でもよくあるのがソファや壁をボロボロにされることです。
- 爪とぎを別で用意していても猫はソファや壁で爪とぎをしてしまいます。
これは本能からくる行動だと言われていますが、いくら仕方のない事でも大切な家具や部屋自体を傷つけられるのは決してよく感じるものではありません。
常に心に余裕を持たないといけないのは意外と辛く大変なものです。
仕事で失敗をしてしまった時やプライベートでイライラする事があった時でも優しく広い心で猫のイタズラを受け止める事ができるか考えなければいけません。
大変でも悪い事ばかりではない!猫を飼うと良い事もあります
一方で猫を飼う上では良いこともいくつかあります。
具体的にはどのような事があるのでしょうか。
散歩がいらない
猫は犬と違って散歩をさせる必要はありません。
家の中で運動させられる環境を整えれば猫は満足する事ができます。
お手入れが簡単
猫は自分で行うグルーミングで清潔を維持する事ができます。
飼い主さんの負担が少なくなるのはもちろん、トリミング代がかからないのも猫だからこそ得られるメリットとなります。
鳴き声で悩まされない
猫は1日の大半を寝て過ごしていますので鳴くという行為をあまりしません。
鳴くとしても「ニャー」と軽く鳴く程度で犬のように大きな声で吠える事はありませんので鳴き声が原因で感じるストレスが少ないです。
甘えてくる姿に癒される
猫は普段は素っ気ないのですが時には甘えてくる事もあります。
ついさっきまでは触ろうとしたら逃げられたのに今は膝の上で寝ているなんて状態がしばしば起こるのです。
猫を飼うか悩んでいるあなたへ
猫を飼うに伴って色々と大変なことがあるのは事実です。
微笑ましい猫の姿を見ていると大変さ以上のかけがえのないものを貰える事もあります
そのため大変さを知ってどうしようか悩んでいるのであれば、まずは一度その大変さをどれくらい軽くする事ができるのか考えてみてはいかがでしょうか。
飼い主さんが先回りしておけば感じるストレスは少なくする事ができるはずですよ。
猫は約15年前後で最期を迎えることになり別れの時が来たら飼い主さんは強い悲しみと向き合うことになります。
いずれ来るものであるからこそ猫を飼う時には最後まで猫と向き合い責任を全うする事ができるのか考えることも大切です。