猫が膝の上で寝る理由とは?可哀想で下ろせない時の対処法も紹介

猫を飼っていると飼い主さんの膝の上にやって来てそのまま寝ることがありますよね。
可愛くて愛しい反面で自身の足の痺れとも戦わなくてはいけなくなるこの行動ですが、膝の上で猫が寝るのは一体どのような理由からなのでしょうか。
今回は猫が飼い主さんの膝の上で寝る時に考えられる理由についてご紹介します。
また猫が膝の上に乗りそのまま寝るとなんだか下ろすのが可哀想に思える飼い主さんも少なくないと思います。
併せて下ろせない時の対処法もお伝えしていますので悩んでいる飼い主さんは是非参考にしてみてくださいね。

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猫が飼い主さんの膝の上で寝る理由はいろいろ

猫が飼い主さんの膝の上で寝る時に考えられる理由は全部で4つあります。

安全だと思っているから

猫はとても警戒心が強い生き物です。

寝る時間は長いですが実際に深い眠りについているのはほんの僅かで基本的にはいつ何が起きても対応できるようにしています。
それほど警戒心の強い猫が膝の上に乗って寝るというのは完全に飼い主さんのことを信用しているからなのです。
ここでは寝ても何の危害も加わらないと安心しているために膝の上に乗ってきて寝るのでしょう。

寒いから

人間も猫に寄り添うと温かいと感じますがこれは猫も全く一緒です。
猫も飼い主さんにくっついていると温もりを感じることができるため寒いと感じた時には膝の上に乗って寝ることで寒さを凌ごうとすることもあります。

冬場や夏場のエアコンが効き過ぎている状況などで膝の上に乗って寝る場合はこの可能性が高いかもしれませんね。

甘えたいから

猫にとって飼い主さんは母猫のような存在です。
親に甘えたくなるのは人間の場合でも同じですよね。
膝の上は飼い主さんに存分に撫でてもらえる最高の場所ですからそうした欲求を満たすために膝の上に乗ってきて寝ることもあります。

自分を主張したいから

飼い主さんが何か違うことに夢中になっていたりして自分に見向きもしてくれない時、猫は飼い主さんの邪魔をすることで自分の存在を主張しようとします。

例えば携帯ばかりに夢中になっていると携帯を頭で突いてくることがあるように、膝の上に乗って寝るという行動も自分の存在を主張したいために起こす場合があるのです。
パソコンやテレビなど他のことに集中している時に膝の上で寝る場合は猫なりの精一杯のアピールの可能性が高いですので気付いてあげてくださいね。

膝の上で寝る猫を下ろすのが可哀想な時に出来る対処法

猫が膝の上で寝ると下ろすタイミングがなかなか掴めませんよね。
スヤスヤと気持ち良さそうに寝る猫を目の前にしたらなんだか起こしてしまうのが可哀想に思ってしまうものだと思います。
そこで猫を下ろすのが可哀想に感じる飼い主さんは以下にてご紹介する3つの対処法を試してみてください。

玩具を投げる

猫の眠りの殆どは浅い状態なため自分の目の前に興味を惹くものが出てくると関心を示す可能性が高いです。
そこで猫の目の前で玩具を動かして玩具に食い付いたら遠くへ投げてみましょう。
猫は玩具を狩猟の対象として捉えていますので興味が沸いていれば投げた玩具に向かって一直線に飛んで行くはずですよ。

おやつを与える

おやつを与える目的で膝の上から下ろすのもおすすめです。
目的がおやつであれば罪悪感が少なく膝の上から猫を下ろすことができますし、また猫にとってもおやつを貰えるのは嬉しいはずです。

ただ頻繁に膝の上に乗って寝る猫の場合は与え過ぎると飽きてしまって「もうおやついらない~」となってしまうかもしれませんのでおやつの与える間隔には注意が必要です。

姿勢を変えてみる

猫は自分が我慢してまで居心地が悪い場所に長く滞在しようとはしません。
そのため膝の上で寝る猫を下ろしたい時は姿勢を変えて猫の居心地に変化をつけるのもひとつの対処法です。

変えた姿勢によっては更に寝心地が良くなってしまって長居される可能性もゼロではありませんが一度試してみるのはおすすめです。

猫が膝の上で寝る時にやっておきたいこと

猫が膝の上で寝る時にやっておきたいことは「爪きり」

猫の爪は本来は狩りに使うものであるため鋭く容易に相手に怪我を負わせることができてしまいます。
また怪我にならないにしても何かしらのタイミングで猫が爪を出すことは珍しくありませんので、膝の上で寝かせる時は念のため爪きりを事前に済ませておくようにしましょう。

爪きりはセルフで行えるのはもちろん不安な方は病院でも行ってもらえます。
痛い思いをしないためにもしっかりケアしておくようにしましょう。

膝の上以外の場所で寝る時に考えられる猫の気持ち

猫は飼い主さんの膝の上以外にも様々な場所で寝ることがあり寝る場所によって猫が感じている気持ちは様々です。

例えば「足元」であれば猫の気持ちはかなり警戒している状態となります。

飼い主さんの近くにはいたいけれど万が一の時にはすぐに逃げ出したいと思っている場合に足元の近くで寝ることが多いです。
また足元は飼い主さんの手が届き難い場所でもあるためそっとしておいて欲しい時なども足元で寝ることがあります。

「顔」の上に乗って寝る時は何かしらの欲求がある状態

顔の上に乗られると被毛と体重で苦しくなりますから嫌でも猫に構わなければいけませんよね。

猫はそうなることを分かっていてあえて顔に乗るのです。
ご飯が欲しい、遊んで欲しい、起きて欲しいなど色々な要求が隠されているでしょう。

ちなみに「お腹」や「胸」のあたりに乗って寝る場合は膝の上と同様に「甘えたい」や「安心できる」などの理由であることが多いです。

子猫や生まれて間もなく母猫と引き離された子、飼い主さんが女性の場合などは、胸やお腹に乗ってきた時にふみふみをして最大に甘えてくることもあります。

膝の上で寝るという行動は猫から飼い主さんへ向けた愛情

猫の体重は決して軽くはありませんから膝の上で寝るという行動は飼い主さんにとってはキツイことかもしれません。
ですが猫にとって膝の上で寝るという行動は飼い主さんのことが好きだからこそ見せる行動でもあります。

猫にとっては精一杯の愛情表現なのです。
僅かな時間でも膝の上で寝させてもらえれば猫はきっと満足しますので是非愛猫の気持ちに寄り添ってあげましょう。