猫が誤飲したかも…!その時にみられる症状や対処法について

猫が誤飲したかもしれない時はとても焦ってしまいますよね。
しかし誤飲する瞬間を見ていないと同時に「本当に猫が誤飲したのか」「もしかするとどこかに落ちているかも」とも考えてしまうものだと思います。

そこでここでは猫が誤飲した時にみられる症状についてお伝えします。
症状に当てはまるものがあるかどうかチェックしてみましょう。

また猫が誤飲をした可能性がある以上は動物病院で診察をうける事も大切です。
猫の誤飲は時に命を落とす原因になる事もあります。
大切な猫の命を守ってあげるため、そして飼い主さん自身が誤飲の不安から解消されるためにも早めに対処するようにしましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

大切な猫を「ノミ」から守るには?正しい予防について詳しく解説

ノミはとても繁殖力の高い寄生虫です。もしも猫に1匹でも寄生する事があればノミは瞬く間に繁殖し様々...

猫が骨折したかも…?骨折時の症状や原因・気になる治療費を解説

なんだか猫の歩き方に違和感を感じる…。そのように感じた時はもしかすると「骨折」しているかもしれま...

猫のあごが黒い時は猫ニキビの可能性大!放置しないで対処しよう

「ニキビ」は多くの人が一度は悩む定番の肌トラブルですが、実はこのニキビ「猫」にもできる事があるのをご...

猫の下痢の原因・元気がある場合の病院受診のタイミングを解説

猫が下痢をしていると心配になりますよね。しかし元気に走り回っている姿をみると「深く心配し過ぎなの...

スポンサーリンク

猫が誤飲した時にみられる症状

猫が誤飲した時はいつもと違う様子がないか確認してみましょう。
誤飲した時にみられる症状としては具体的に以下のような事があります。

ジッとしていて普段のような活発さが無い

  • ご飯を食べようとしない
  • 嘔吐を繰り返している
  • 吐こうとする仕草だけをする
  • 魚みたいに口をパクパクさせている
  • 呼吸を苦しそうにしている

以上の中で猫の様子に該当するものがある場合は誤飲をしている可能性があります。
誤飲は時に呼吸困難を招くこともありますので早めに診察を受けるようにしましょう。

また猫が誤飲をした後は「排泄物」に混入することも少なくありません。
誤飲後に出す便はいつも以上に気にかけて異物が混ざっていないかチェックしてみてくださいね。

誤飲を疑っている中で猫にこんな症状がある場合は要注意

猫が誤飲したかもしれない状況ではどんな症状があるのかよく見ておく事が大切です。

症状の中で「歯茎や舌が紫っぽく変色」している場合は要注意

猫の舌や歯茎が紫っぽく変色する時は血液の中の酸素が極度に足りなくなって呼吸が苦しい状態になっている証拠です。

これを「チアノーゼ」と呼び、チアノーゼは心臓病や血液の病気、重度の貧血や熱中症等で起こる事が多いのですが、稀に誤飲による異物が原因でも発症する事があるのです。

そのため誤飲を疑っている中で猫が長くゆっくりとした呼吸をしていたり、体の一部に変色がみられる場合は速やかに動物病院で診てもらう事が大切となります。
そのままに放置してしまうとショック症状を招き最悪の場合は死に至る事もありますので十分に注意しなければいけません。

猫が誤飲したかもしれない時は症状に関わらず一先ず動物病院へ

猫の誤飲は腸閉塞など重大な病気を招く事もあるため誤飲をした後は必ず動物病院に連れて行く事が大切です。

誤飲をした際にみられる症状が出ている場合はもちろんのこと、気になる症状が見受けられない場合でも念のため受診はしておいた方が良いでしょう。

誤飲による症状が出始める時期や症状の度合いには個体差があります

分かりやすく早めに出る子もいれば、日にちが経ってから様子がおかしくなる子もいますので、症状の重症化を防ぐためにも早めに対処しておく事が大切です。

また、誤飲の可能性がある状態で動物病院を受診する際は誤飲した可能性がある物や病院を受診するまでにみられた症状、具体的な誤飲の日時や誤飲した物の量などを分かる範囲で伝えられるようにしておく事も必要です。

些細な事でも気になる症状等があれば動画におさめたりメモを取るようにしておきましょう。

治療法は?費用は?誤飲で猫を病院に連れて行く時の不安について解説

猫に誤飲の可能性がある時は動物病院に連れて行く事が大切なのは理解できても、実際に動物病院に連れて行くとなると色々気になることも出てくると思います。

誤飲の「治療」

猫が誤飲をした時は軽い治療で済むのか、それとも、手術が必要になるほどの治療になるのか気になりますよね。

基本的に猫が誤飲をした場合の治療は触診やレントゲン等を用いて異物の確認をする事から始まり確認できたら異物の内容や場所に合わせて治療内容を決めます。

そのためどのような治療になるのかは実際に検査をしてから分かる事になります。
吐き出させる事が可能な場合は点滴や注射で催吐処置を行い、難しい場合は麻酔を使用し内視鏡で取り除く事になるでしょう。

もしも内視鏡で取り除く事が難しい場合や腸に異物が流れて絡まっていたり詰まっていたりする場合などは開腹手術で異物を取り除く事になります。
あくまでもどんな治療をするかはその時の状況によって変わると考えておきましょう。

誤飲治療の「費用」

費用は治療内容によって前後します。

点滴や注射を使用する手術の伴わない比較的軽めの治療であれば数万円程度を目安に、一方で内視鏡や開腹手術の場合は、麻酔や入院も伴うため10万円~20万円前後はみておく必要があるようです。
誤飲から猫を守る事はできても飼い主さんにとってはかなり痛い出費となるでしょう。

同じ事を繰り返さないために!猫の誤飲を予防する上で大切なこと

猫と安心してこれから生活していくためには飼い主さんの予防が欠かせません。

猫が口にしてしまいそうな物や口に入れる事ができるものは出さないようにしましょう。またオモチャで遊ばせる時も破損している物は誤飲の原因となりますので、状態によっては処分して新しい物で遊ばせる事も誤飲を防ぐ上では大切となります。

ゴミ等の置きっぱなしにも十分に注意するようにしましょう。
猫は落ちている物を誤って飲み込んでしまう事が少なくありません。
だからこそ誤飲予防はとにかく飼い主さんの「心がけ」が重要になります。
猫が飲み込みそうな物や興味を惹きそうなものは「出さない」を徹底して猫と飼い主さんが安心して暮らせる環境作りをしてくださいね。