雌猫を飼ってるといずれ発情期と向き合わなければいけない時がやってきます。
これは多くの飼い主さんが既に理解されている事だとは思いますが、どんなに理解していても実際にその時がやって来ると様々な発情行動に深く悩まされるものだと思います。
雌猫特有の大きな鳴き声は生活に悪影響を与える事も少なくありませんよね。
「早急に対処したい」と考えている飼い主さん多いはず。
そこでここでは雌猫の発情期の問題行動をおさめる為の対処についてお伝えします。
また発情期にやってはいけない危険な対処についてもご紹介しますので併せて確認してみてください。
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雌猫の発情期はいつまで続く?対処法の前に「発情期」を知ろう
この期間内でピークとなる発情行動がみられるのは3日から6日程である事が多いですが猫によってはそれよりも長く発情行動を続ける場合もあります。
またこの雌猫の発情期は妊娠できる状態である限りは死ぬまで続きます。
雌猫の発情期を根本的に対処したいなら避妊手術が効果的
避妊手術が雌猫の発情期の対処に効果的な理由
雌猫は避妊手術を行うと卵巣や子宮を取り除くため、性ホルモンの分泌が殆どなくなるからです。
性ホルモンの分泌が少なくなる事で自動的に発情も起こらなくなり伴って発情行動もおさまるという仕組みなのです。
雌猫の発情期に伴う問題行動は生活を共にしている飼い主さんにとって少なからず影響を与えます。
必ずしもしなければいけないというわけではありませんが、猫や飼い主さんのために一つの選択肢として考えておく事も大切です。
費用はどれ位?発情期真っ只中でも雌猫の避妊手術はできる?解説します
費用は事前に大体の目安を聞いておくと安心
ただ雌猫は全身麻酔を用いた開腹手術になるため、多くの場合でプラス麻酔費や入院費、術後の処置代(エリザベスカラーや抜糸代)も掛かることになります。さらに多くの動物病院では避妊手術中の思わぬ事態を避けるために事前検査をしているところが殆どです。
血液検査をはじめとしてその子によってはより詳しい検査をする事もあるため総額でどのくらいの費用になるのかは避妊手術を受ける動物病院で予め聞いておく必要があります。
また発情期の雌猫の行動があまりにも酷くて耐え難い場合は発情中の避妊手術が可能かどうかについても気になるものだと思います。
基本的に発情期の雌猫は子宮が充血していて脆く大量出血に繋がるリスクが高いため発情期の避妊手術はあまり良くないと言われています。
特別な理由がない限りは雌猫の発情がおさまるのを待って避妊手術を行うのが安心
しかし雌猫の発情期の行動によって頭を抱える飼い主さんは決して珍しくなく動物病院はそうした悩みと多く向き合ってきています。
そのため「どうしても」という場合は一度相談してみるのが良いかもしれませんね。
避妊手術以外にもある!雌猫の発情期にできる対処法
一方で雌猫の発情期にできる対処法は避妊手術以外にもあります。
どのような対処ができるのか見てみましょう。
遊ぶ時間を増やす
猫との交流時間を増やしてみてください。
遊ぶ時間を多く作る事で体力を出来る限りなくさせてあげれば鳴き続けるよりも眠る事を優先させるでしょう。
飼い主さんの眠る時間に妨害が起きないように就寝前に長めに時間を作るのが良いです。またおもちゃはいくつか用意しておくのがおすすめです。
猫は飽きてしまうとこれまでの姿が嘘のように全く見向きもしなくなりますので、飽きさせないようにいくつかのおもちゃを交互に使うようにしましょう。
構い過ぎない
発情期真っ只中の雌猫はとにかく構ってちゃんになります。
携帯をいじっているのを邪魔してきたり、歩く時に足元に擦り寄ってきたりなど様々な行動を仕掛けてくると思いますが、それらは構い過ぎないようにしてください。
普段甘えてこないと愛しくて堪らなくなってしまうかもしれませんがここはグッと耐えて適度に無視もするようにしましょう。
トイレシートや防水シートを活用する
発情期の雌猫は大声で鳴く以外にも粗相をする事があり一度粗相をすると同じ場所で繰り返してしまう事が多いです。
そのため粗相をされた場合にはその場所にトイレシートを敷いておく事も大切です。
しつけて止めさせる事ができるのであれば一番良いですが、難しい場合はトイレシートを使って対処するようにしましょう。
ベビー用品店に行くと布団で使える子供のおねしょ防止シートがありますので、雌猫の発情期による粗相で悩まされる時は活用してみると良いでしょう。
発情期の雌猫はとても繊細。こんな対処には注意しよう
発情期の雌猫は色々なことに敏感になっています。
対処の仕方によっては刺激する事にもなりますので気をつけなければいけません。
具体的に注意するべき対処としては以下のような事です。
またたびを大量に与えてはいけない
またたびは猫のストレスを和らげる効果が期待されているものです。
しかしこの効果にはあくまでも個体差があり猫によっては少量でも効果が効き過ぎてしまう事があります。
膣内を刺激するのはやめましょう
雌猫の膣内を刺激して排卵を誘発させる事で発情行動をおさめる対処法は膣内を傷つけかねない非常に危険な行動となっています。
デリケートな膣内はちょっとした事でもダメージを負いやすく、また、排卵は必ずしも誘発されるとは限らないため避けるようにしましょう。
大きな音を出す又は水をかけるのは厳禁
驚く事が起きると一時的に発情はおさまるかもしれませんが猫にとってこうした行動はストレス以外の何ものでもありません。
発情期は思いを遂げられない雌猫にとっても辛い時期ですので余計に辛くさせるような対処はしないようにしましょう。